- 不動産
- 不動産鑑定士
建物表題登記とは
2025年05月27日

土地家屋調査士の仕事の一つに「建物表題登記」があります。
これは、新しく建物を建築した際に、建物の所在地や構造、面積といった基本情報を法務局に申請して登記情報として記録してもらうものです。
これにより、売買や担保設定などの手続きがスムーズに行えるようになります。
登記手続きには、以下のような情報が必要です
・建物の所在地:具体的な住所や地番
・建物の種類:住宅、店舗、倉庫など用途
・構造と床面積:木造や鉄骨造などの構造と各階ごとの面積
・所有者:共有の場合は共有者全員と持ち分
また、主な必要書類は
・住民票
・所有権を証明する書類(建築確認済証、検査済証、工事契約書、領収証、工事完了引渡証明書、火災保険加入証明書、などのうち2つ)
・建物図面(建物の形状及び敷地との位置関係を示したもの)
・各階平面図(各階の形状を示し、床面積及び求積方法を記載したもの
この登記は、建物を新築した場合に登記申請が義務付けられており、申請期限は、原則として建物完成から1か月以内と定められており、これを怠ると10万円以下の過料(罰金)が科される場合があります。
西野幸彦士地家屋調査士事務所
士地家屋調査士 西野幸彦